あなたは貯金以外何かしていますか?
「資産運用は全くしていない。」
「コツコツと貯金だけし続けてきた。」
という方も多いと思います。
ですが、今の時代、貯金だけし続けていてはだめです。資産運用をせずに貯金だけしていると損してしまいます。特に1000万円を超えたら資産運用は必須です。
本記事では貯金だけしていてはダメな理由や、貯金を有効活用していく方法を解説します。
●貯金が1000万超えたけど運用していない方
●貯金がそのままになっていて何かしなければと考えている方
●運用初心者だけど何か始めたいと考えている方
●始めようと思っても具体的にどうしたらいいか分からない方
周りのみんなの貯金はいくら?
日本人の平均貯金額
そもそも日本人はどれくらい貯金しているのでしょうか?気になりますよね。
日本人の年代別の平均貯金額を見てみましょう。

参照:PR TIMES
あなたの貯金は平均と比べて多かったですか?少なかったですか?
貯金が1000万円だとすると、30代や40代であれば標準的、50代であればやや少ないということになりますね。
・・・思ったよりもみんなの貯金額は高いと思いませんでしたか?
これはあくまで平均の貯金額です。貯金は人によって様々ですが、平均額で見ると一部のお金持ちによって金額は上がりやすいです。
ですので次は中央値(真ん中の人の貯金額)を見てみましょう。
真ん中の人の貯金額はどれくらい?
先程の調査で平均貯金額と中央値を比較したものがこちらです。

参照:JobQ
中央値の方が軒並み低くなっていますね。
20代 150万円
30代 600万円
40代 650万円
50代 500万円
やはり一部の人の非常に大きな貯金額が平均を引き上げていたんですね。
もしあなたの貯金が1000万円を超えているのであれば、どの年代であっても半分の人より多い貯金額となっています。
さぁこのせっかく貯めた貯金ですが、そのままにしておくとハッキリ言って損してしまいます。その理由を見ていきましょう。
貯金だけしているとあなたが損する理由
貯金は絶対に安全だと思っていませんか?
貯金は元本保証です。ですが、だからと言って絶対に安全な訳ではありません。
もし銀行が潰れてしまったらどうなるでしょうか?あなたの貯金は無事返ってくるのでしょうか?
普通に考えたらなくなってしまいますよね。しかし、銀行にはそんな非常時のためにペイオフという制度があります。
仮にあなたが貯金している銀行が潰れてしまっても1,000万円までは保証されています。ですが逆に言えば、あなたの貯金で守られているのは1,000万円までなのです。
お金の価値がなくなる?
そして、貯金で最も怖いのはインフレです。インフレが発生するとお金の価値がどんどん下がっていき、物価がどんどん上がっていきます。
これだけだとちょっとよく分からないので具体例で見てみましょう。
- 貯金1000万円
- 車が1台500万円
- 現時点では2台の車が買える
- 毎年5%ずつ物価上昇していくとどうなるか?
答えはこちらです。

現在の貯金が1000万円あれば500万円の車は2台買えます。しかし、毎年5%ずつ物価が上昇していくと車の値段は7年後に700万円、14年後に1000万円になってしまいます。
貯金1000万円では今まで2台買えてたものが、7年後には1.4台、14年後には1台しか買えなくなってしまうのです。
そして、日本政府の考えは物価上昇させていく方針です。つまり、貯金をそのままにしておくと実質的な価値は大幅に下がっていってしまうのです。
資産運用しないことの機会損失
一方で、資産運用していれば貯金1000万円はどのようになっていたのでしょうか?
毎年5%の利回りで資産運用した場合を考えてみましょう。

7年後にはプラス400万円の運用益
14年後にはプラス1000万円の運用益
が生まれています。
資産運用していなければこれらの利益は手に入れらなかったお金です。この場合だと、資産運用しないだけで14年間で1000万円ものお金を損しているのです。
1000万円が運用を始めるチャンス
貯金をそのままにしておくと非常に損してしまう事が分かりましたね。
貯金額がまだあまり大きくないうちはムリして運用する必要もないかもしれません。
ですが、これまで見てきた通り貯金が1000万円を超えたら資産運用は必須です。
資産運用しなかった時の目に見えない損失がすごいからです。(先程の例では400万円~1000万円も損していましたね。)
初心者の方が資産運用を始めるなら運用方法のおすすめとは
では、実際に資産運用を始めるとなったらどのような方法で資産運用していけばいいのでしょうか?
ざっと資産運用には以下のような方法があります。
- 株式
- 債券
- 不動産
- 定期預金
- FX
- 仮想通貨
- 投資信託
- REIT
- ファンドラップ
- ソーシャルレンディング
- 各種事業への投資(駐車場など)
- ヘッジファンド
あなたがやったことある資産運用はあるでしょうか?知らないものばかりでしたか?
株式や不動産、投資信託などは聞いたことあると思いますが、ソーシャルレンディングやヘッジファンドはそこまで有名ではないかもしれません。
資産運用してみたいけど何から始めていいか分からなという方には、ヘッジファンドを強くおすすめします。
ヘッジファンドは優秀なファンドマネージャーに資金を預けて、自分の代わりに資産運用してもらう運用方法です。
欧米の富裕層の間で好まれる手法で、彼らが資産運用する時はまず一番に検討するのがヘッジファンドです。
優秀なヘッジファンドであれば利回り10%を期待することも可能です。
初心者でも実践できるのか?気になる条件アレコレ
不安に思われる方もいるかもしれません。ですが、初心者の方にこそ絶対におすすめです。なぜなら、ヘッジファンドに資金を預けたらその後投資家は何もする必要がないからです。
気になる出資のアレコレについて確認してみましょう。
投資するのに資格は必要?
基本的には何も必要ありません。ただし、ヘッジファンド側で独自の審査基準を設けており、出資を断られることもあります。顧客からの紹介であれば優遇してもらえることが多いです。
いつでも自由に辞められるの?
ヘッジファンド次第です。一般的には解約のタイミングは決まっており1年に1回程度です。ですが、短いところであれば四半期(3ヶ月)に1回というファンドもありますし、3年に1回しか解約できないというファンドもあります。
なんでヘッジファンドは利回りが良いの?
自由に資産運用できるからです。ヘッジファンドにもよりますが、例えば投資信託ではできない空売りができます。どんな相場でも(上昇相場でも下降相場でも)利益を狙えるのがヘッジファンドの強みだと言われています。
最低出資金額はいくら?
日本では1000万円からの所が多いです。ヘッジファンドの盛んな欧米では1億円程度からのスタートが多いですが、日本では比較的小額から始められます。とは言え、1000万円も小さくない金額になりますので、余裕資金がある程度ないと始められないのが良くも悪くもサービスの特徴です。
どうやって応募すればいいの
ヘッジファンドに直接連絡をとって詳細説明を受ける必要があります。投資信託などと異なり証券会社や銀行では取り扱っていません。ヘッジファンドにアポイントを取って募集に関する話を聞くようにしましょう。既存顧客からの紹介でアポイントを取るのが一般的です。
そう思った方も安心して下さい。紹介してもらうのが難しければ、ヘッジファンドのホームページから問い合わせて面談を依頼することもできます。
個別のヘッジファンドについては別記事にて解説していますので良ければそちらも参考にしてみ下さい。