億万長者という言葉もありますし、貯金1億円は特別な金額ですよね。
貯金1億円ある、いわゆる億万長者はどれくらいの割合でいるのでしょうか?さらに、1億円あったら何年暮らせるのでしょうか?
貯金1億円にまつわる疑問について解説していきます。
貯金1億円ある人の割合は?
まず貯金1億円ある人がどれくらいの割合いるのか確認しておきましょう。
野村総合研究所による調査結果はこちらです。

1億円以上ある人は超富裕層(金融資産5億円以上)と富裕層(金融資産1億円以上5億円未満)です。
これらを合わせると上位2.4%の割合となっています。100人いたら2.4人の割合です。
やっぱり億万長者になるのは簡単ではありませんね。貯金1億円ある人の割合は非常に少ないと言えます。
生活費はいくらかかるのか?
さぁそれでは貯金1億円あったら何年暮らせるのでしょうか。それを考えるには生活費がいくらかかかるのか考えなければなりません。
家族の有無や勤労の有無、年齢などで変わってくるとは思いますが、ざっくりと2人以上の世帯で考えてみましょう。
2人以上の世帯の家計消費
では2人以上の世帯の支出を見ていきましょう。
総務省の「家計調査報告(家計収支編)2021年」によると結果はこちらです。
月当たりの支出
食料 | 79,401 |
住居 | 18,338 |
光熱・水道 | 21,531 |
家具・家事用品 | 12,101 |
被服及び履物 | 9,063 |
保険医療 | 14,314 |
交通・通信 | 39,778 |
教育 | 11,905 |
教養娯楽 | 25,252 |
その他消費支出 | 47,342 |
合計 | 279,024 |
月あたりの支出の合計金額は27.9万円です。思ったより低いですね。
ただ、この調査での平均世帯人員は2.93人ですし、世帯主の平均年齢は60.1歳となっています。
つまり、もう子供が独り立ちして還暦を迎えているような世帯がかなり多く含まれている調査となっています。
いくつか項目ごとに詳しく見てみましょう。
食料79,401
単純計算で1日2600円の計算ですが、家族全員分となると節約レシピで毎日がんばらないと厳しい水準かなと思います。
たまの外食なども考えると、月12万円ほどはかかるかと思います。
住居費18,338円
住居費が1.8万円しか、かかっていません。賃貸の人にとっては驚きの数字ですね。持家ですでにローンを払い終わった人が多く含まれているためです。
家族で住める大きさとなると、東京近辺であれば家賃は15万円くらいかかってしまいます。
教育11,905
子供がいない家庭も多く含まれているため1万円程になっています。
しかし、私立の学校に通っていれば月7万円~くらいはかかりますし、塾に通っていたら3万円~ほどかかります。
もちろん子供の人数にもよりますが、10万円程は見ておくべきです。
リアルな支出の合計額は?
という訳でリアルな支出の合計額を見直してみましょう。
月当たりの支出
食料 | 120,000(79,401) |
住居 | 150,000(18,338) |
光熱・水道 | 21,531 |
家具・家事用品 | 12,101 |
被服及び履物 | 9,063 |
保険医療 | 14,314 |
交通・通信 | 39,778 |
教育 | 100,000(11,905) |
教養娯楽 | 25,252 |
その他消費支出 | 47,342 |
合計 | 539,380 |
一月当たり約54万円の支出となります。
貯金1億円あったら何年暮らせる?
それでは、貯金1億円あったら何年暮らせるのでしょうか。
ただ単純に貯金1億円を切り崩して生活していくことを考えてみましょう。
月当たりの生活費は先程の計算で1月当たり54万円でしたから、年間に直すと54×12=648万円となります。

15年で貯金1億円を使い切り、16年目以降はマイナスとなってしまう計算です。
貯金1億円あってもたった15年しか生活できないのです。
貯金1億円を資産運用しての利息生活は可能?
それでは、貯金1億円を資産運用していけば利息だけで生活することは可能でしょうか?
資産運用の方法別に考えてみましょう。
国債で貯金1億円を資産運用
まずは最も安全な国債で運用する方法です。

国債ではほぼ元本保証に近い形で資産運用することができます。ただその代わり利率は低く0.05%での運用となります。
国債で運用した場合の貯金1億円の推移をシミュレーションしてみましょう。
(実際には最低でも満期が3年ですし、生活費も毎月かかるのでシミュレーションの通りにはいきませんが単純計算で考えてみます。)

何も運用しないよりは若干貯金の減り方は緩やかですが微々たるものです。何もしない時と同様15年間はもちますが、16年目でマイナスになってしまいます。
国債で運用するだけではやっぱり15年しか暮らせません。
投資信託で貯金1億円を資産運用
次は投資信託で運用する場合を考えてみましょう。
投資信託の利回りは本当に様々ですが、仮に3%として考えてみましょう。

資産運用により貯金の減り方が緩やかになり22年目にマイナスとなっています。
つまり、年利3%で貯金1億円を運用できれば21年間は暮らせることが分かります。
とはいえこれはあくまでシミュレーション上の話で、マーケットが上下すれば投資信託はその影響を大きく受けるため値動きは不安定です。
ヘッジファンドで貯金1億円を資産運用
最後に検討したいのはヘッジファンドでの資産運用です。
ヘッジファンドは資産運用のプロですが、富裕層専門にサービスを提供しているため知名度はあまり高くありません。
しかし、ヘッジファンドの実力は確かでどんな相場でも安定して利益を追求しています。優秀なヘッジファンドであれば利回り10%~を期待できます。
ヘッジファンドの詳細については別記事でも解説していますので良ければそちらも合わせてお読みください。

ここでは、ヘッジファンドの運用で年利8%を実現できた場合を考えてみましょう。

年利8%で資産運用できたとすると年間800万円の収入です。年間支出は648万円ですので、毎年152万円のプラスになる計算です。
つまり、ヘッジファンドでの資産運用なら貯金を切り崩すどころか貯金がどんどん増えていき夢の利息生活を実現できるのです。
まとめ
最後にまとめてみますね。
- 貯金1億円ある人の割合は2.4%
- 41人に1人の割合なので大体クラスに1人は億万長者
- 一月当たりの生活費の目安は54万円
- 貯金1億円を切り崩すと15年暮らせる
- 国債で運用すると15年暮らせる
- 投資信託で運用すると21年暮らせる
- ヘッジファンドで運用すると利息生活を実現でき30年後には2.7億円に
貯金1億円あったらヘッジファンドでの資産運用をおすすめします。
ヘッジファンドは「私募」という形式で投資家を募集しているため、直接ヘッジファンドから説明を聞き契約をする必要があります。
ヘッジファンドでの運用を検討したい方は、ヘッジファンドのホームページから問い合わせてアポイントを取ってみて下さい。
個人的におすすめのヘッジファンドについては下のランキングで紹介していますのでぜひそちらも参考にしてみて下さい。